騎士と魔女の紡ぐ無限の物語

文章、キャラ個性、お話の展開が分かりやすく、作品のボリュームに反してとても読みやすい物語、という印象を受けました。
平穏であるはずの王都ベルイーユを舞台に、騎士団と夢幻の魔女が平和を脅かす事件を解決していくプロットも単純明快でした。一話完結形式のようで、スラスラ読み進めることができました。
エルの格好良さやセルティアの可愛らしさもそうなのですが、脇を固めるキャラ達も個性的で良かったです。とても細かい部分ですが、何かと任せられるジェークが個人的に好きです。「後は任せた!」は信頼されてる証だと思いますけどね。
第三幕からは新たな場所、新キャラも増え。これからの展開に期待が持てます。
突出したものは少ないですが、『穏やかながら緊迫感もあるファンタジー』と問われたら、迷わずこの作品をオススメします。

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