ソファーの下から招く手が導く先

8畳和室に置かれた巨大なロココ調ソファーの下からある日、白い腕が覗く、という官能的な出だしで始まる本作。

古都の和室という舞台設定にロココ調ソファーとハート型のイアリングというアシンメトリーな小道具の対比や、謎の女性(?)との幻惑的な邂逅ものであるのに、青春キャラクター物のような人物描写が魅力的です。

果たして「ソファーの君」は、その全貌を明らかにする時が来るのでしょうか。
続きが楽しみな作品です。