王の眠りが覚めるとき、また新たな物語が始まる

仇敵たる隣国の王を打ち破り、自身も深い眠りについてしまった王、ヴラマンクが目覚めた世界は、泡沫の平和に遊ぶ自らの国だった。

来たるべき隣国との停戦条約の期限が切れるまで、あと10年。
期限が切れれば隣国は必ず攻めてくるぞと説くヴラマンクの言葉などどこ吹く風と、彼の臣民たちはまともに取り合おうとしない。

すっかり平和に慣れてしまった臣民たちを、ヴラマンクは説き伏せることができるのか。

中世欧州風のファンタジー世界で、テンポのよい英雄物語が展開していきます。

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