善と悪よりも前に存在する『情』の話。

「そんなことして、いいの?」
と問う悪に、「悪いに決まっている」と応える善。
正しいこと、悪いこと、様々な道徳観がこの世にあると思いますが……一体この物語で「悪いこと」「いいこと」とは何なんでしょうか。
「悪いに決っている」とわかっているのに、してしまうことがある。
人間の脆さや危うさ、理不尽さが詰まった、考えさせられる物語です。