奇抜な設定に度肝を抜かれた。これは新しいSFだ
大都会の巨大な駅に特有の、どこまでも果てしなく続く孤独感、自分が今どこにいるのか良く分からない不安感、そういった心象風景をSFに落とし込むと、このような壮大な物語になるのでしょうか。
都会の駅はダンジョンだ、なんて話はよく聞くけれど、それを一歩推し進めて自己増殖する都市型建築物とは恐れ入った。突飛なようでいてSF的お約束はしっかりやってくれてるので、とても面白く最後まで読めた。…続きを読む
BLAME!のような世界でありながら現代的。『スイカネット』や『九十九段下』などのネーミングセンスにツッコミを入れながら読んでます。人を呑み込み自走するシステム、そこに適応した人間。けれど、出…続きを読む
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