背景の書き方と人物の感情の表現に引き込まれ自然と自分も注意深くなるようなそんな作品です。魔法、天使、悪魔、王道かと思いきや殺伐としていて、でもあたたかい。主人公が涙を流すシーンは見ごたえありましたʕ´•ᴥ•`ʔ!
手が止まらなかった。と言えば、言い過ぎに聞こえるだろうか。ファンタジーに慣れた者なら、洪水のように流れ込む用語の数々に混乱することもなく、またベタな要素に笑みを浮かべることもなく、素直に読み進め…続きを読む
まず世界には謎がある。それを紐解く旅に出るのが読書だと思う。ゲーム実況のような、誰かにエスコートされて物語世界を楽しむのが、今や悲しいことに一般的で、“謎”は鳴りを潜め、“不思議”は息を殺して…続きを読む
よく練られ確立された世界観である一方で、其処に住まう人々の思考は普遍的。キャラクターの感情も行動も、納得できるものばかりで感情移入がしやすく、独特の世界観、予測のつかない展開のなかでも、すらすら…続きを読む
ファンタジーと言えば、私は中世で人口が少ない所だと牧歌的な、多いところだと喧騒が聴こえ、ものが溢れかえっている様相を想像します。メイベリルの町はほどよい田舎で、石畳で整えられた静かな雰囲気がとても…続きを読む
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