背景の書き方と人物の感情の表現に引き込まれ自然と自分も注意深くなるようなそんな作品です。魔法、天使、悪魔、王道かと思いきや殺伐としていて、でもあたたかい。主人公が涙を流すシーンは見ごたえありましたʕ´•ᴥ•`ʔ!
世界観の設定が実に細やかだ読み終わった時に感じた一番の印象はこれだった。物語が進むにつれ徐々に強く濃くなっていく世界観は意外性もあり、ストーリーの先を強く期待させてくれた。世界観での意外…続きを読む
果たして壁の向こうにはなにがあるのか。「知ること」に対する主人公ノルドの知的好奇心の強さは読者と共鳴し、先を読みたいという気持ちを強くします。主人公のみが興味を示す膨大な閉架を持つ大図書館を探検す…続きを読む
この作品はファンタジー作品ですが、よくある様な魔法があってエルフやドラゴンがいて、というようなモノではありません。オリジナリティ溢れる世界は細部までしっかり考えられており、読み進める毎に見えてく…続きを読む
ファンタジー作品の素晴らしいところは、ここではない遠くの世界の風景を思い描かせてくれることだと思います。その点この作品が綴ってくれる「図書館」や「空」や「壁」の風景は、自然と絵画や絵本にそうするよう…続きを読む
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