概要
松本剛先生に捧げます
中学生最後の夏休みを故郷の香川県で過ごしていた受験生、楠真琴(15)は、祖母から香川に伝わる不思議な『言い伝え』の話を聞かされる。 言い伝えはその昔、平家と源氏の争いの中で許されぬ恋に落ち、非業の死を遂げた平家の武官が年に一度、光の船に乗って恋人のもとへ現れる…と言うもので、受験勉強の息抜きになれば……と、真琴は言い伝えを見に行く事に。 途中、かつてのクラスメイト深沢英博と偶然に再会し「言い伝えの正体は宇宙船」と言い張る深沢と共に、言い伝えが起こるとされている砂浜の鳥居に向かう。 それぞれの思いを胸に、夜の砂浜にたどりついた二人が見たものとは……
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