思わず神様に感情移入して読み切ってしまいました。

非常に面白いです。ソーが託された大神の言伝の扱い様を考えるに、作者もそのつもりみたいですが、是非、続編をお願いします。
キリスト教の天使と悪魔、北欧の神様、日本の神々の四者を登場させているので、図らずも日本の神々の性格が浮き彫りになっていて、そこが興味深かったです。日本の神々についても、1柱ごとに丁寧にキャラクター設定されていて、しかも、神様なりに悩みを抱えているので、思わず「頑張れ」と声援を送ってしまいました。
もし、これにインドの神々も参加し始めると凄く面白いでしょうね。読者の理解力を超えるかもしれませんが...。
それと、続編を書かれる際には、人間の登場人物も増やして頂けると、舞台設定に奥行きが出てきて更に面白くなるんじゃないでしょうか。今現在、悪魔の勢力が及んでいない西日本はどういう社会状態なのでしょう?そんなことを考えながら続編を期待するとワクワクします。

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