作者さまの愛を感じる! 口が悪く、飄々とした、優しい魔法使いの物語

……という「ひとこと紹介」の通りの主人公に心惹かれ、読み始めました。
そこから、彼を取り巻くキャラクターたちの魅力や、また彼が暮らす街の雰囲気が心地よく……気がつくと電車を乗り過ごしかけていました!
何より、テオへの作者さんからの愛をすごく感じましたし、それが甘いばかりではない物語展開にもかかわらず、それでも読む手が重たくならなかった理由なのかなと思います。

そのうえで、不躾ながら編集目線で改善点を述べさせていただくと。
第1部完結まで読んだところでの「謎の回収」が少し弱く、また視点キャラの構成的な部分もあり、一区切りまで読んだという満足感に一歩足りない印象がありました。
もちろん第2部以降で解決されるのだと思いますが、提示した謎や伏線の定期的な回収は、ある意味「そこまで読んでくれた人へのご褒美」みたいなところがありますので……。

ではでは、続きも楽しみに読ませていただきますね!

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