失った記憶をめぐるミステリーを絡めた、「読ませる」SFアクション!

※6月25日現在のレビューです。

突然の記憶喪失の中、自分がワケあり少女を連れて、かつての仲間たちから逃走するSFアクション。

ともすれば情報過多になりそうなほどの緻密な世界観を、記憶喪失と補助頭脳を駆使してわかりやすく、そのうえ、それがミステリー的なドキドキに繋がるように演出されています。
この構成力は本当に素晴らしいと思います。

しかも、会話劇の妙で重くなりすぎることなく物語を進めているため、前述の謎の提示の巧みさと相まって飽きさせることがなく、読む手が止まりませんでした。

このレビューを書いた現在、今まさに盛り上がっているところですので、この先の展開次第で、星を加点させていただければ!

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