グロテスクで恐ろしく、ほんのちょっと救いがある

突然魔法のある世界に移動してしまい、命を人質に「魔法学校の教師になれ」といわれてしまう主人公。魔法といわれれても心当たりもなく・・・。という厳しいスタート。
自らを危険にさらす恐ろしい魔法を抱え、誰が味方で誰が敵かもわからず主人公は走り続けます。
そんな過酷な状況の中、竜鱗騎士団団長・天藍アオイと友情のようにも見える微かな何かが育まれ、そして恐るべきラストへ…!
全体に陰鬱なシーンが多い本作品ですが、だからこそほんのりとした希望の光が輝きます。なんともいえぬじんわりとした読後感でした。

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