概要
花粉症の特効薬は、自らが『花粉を撒き散らすスギ』になることだった。
三月。重度の花粉症に苦しむ高橋隼人にとって、この季節は地獄でしかなかった。
薬は効かない。粘膜を焼いても再生する。鼻をかむたびに血が滲む。
発狂寸前の夜、彼はネットで一つの広告を見つける。
『スギ花粉に完全耐性を。最新のDNAワクチン治験モニター募集』
参加謝礼金、五十万円。
副作用は、軽度の発熱と皮膚の乾燥。
怪しい、とは思った。だが、それだけだった。
数日後。
隼人の皮膚はひび割れ、指先から爪が剥がれ落ちた。
その下から現れたのは――
花粉症が治る代わりに、彼は人間をやめた。
薬は効かない。粘膜を焼いても再生する。鼻をかむたびに血が滲む。
発狂寸前の夜、彼はネットで一つの広告を見つける。
『スギ花粉に完全耐性を。最新のDNAワクチン治験モニター募集』
参加謝礼金、五十万円。
副作用は、軽度の発熱と皮膚の乾燥。
怪しい、とは思った。だが、それだけだった。
数日後。
隼人の皮膚はひび割れ、指先から爪が剥がれ落ちた。
その下から現れたのは――
花粉症が治る代わりに、彼は人間をやめた。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!🌲花粉症を克服した結果、人類を杉にしてしまいました👑💨
花粉症経験者なら絶対に心を掴まれる作品です🤧
序盤の花粉症描写がとにかくリアルです🌲
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、寝不足、周囲の冷たい視線まで徹底的に描かれており、「わかる……」と何度も頷いてしまいました😣
だからこそ主人公が怪しい治験に飛びつく流れにも強烈な説得力があります🧪
もし自分も同じ苦しみを抱えていたら応募してしまうかもしれないと思わされました⚠️
そして物語はそこから予想外の方向へ加速します💥
身体が少しずつ木へ変わっていく過程は非常に不気味で、ボディホラーとしての完成度が高いです😱
皮膚が樹皮になり、爪の代わりに枝が生える描写には思わず顔をしかめました🌿
しかし…続きを読む