概要
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
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- ★★★ Excellent!!!異世界で消えた記憶――凸凹探偵が挑む「もの忘れ」の謎
異世界で相次ぐ「もの忘れ」から始まる、不可解な事件。人々の記憶が失われていく裏で、魔法や神々の伝承、そして不穏な双子神の存在が絡み合い、日常は静かに崩れ始めます。
名探偵を自称する此花理乃の鋭い推理と、聞き込みに奔走する高村宏一の誠実で温かな人柄。その対照的な二人が追うのは、異世界ならではの奇妙な謎と、双子神にまつわる底知れない真実です。
特に印象に残るのは、事件を追う中で少しずつ浮かび上がる真相。魔法や神々の伝承によって、一見ばらばらに見えた出来事が次第につながり、「なるほど、そういうことだったのか」と驚きと納得をもたらします。
高村が異世界の住人たちの話にひたすら耳を傾ける姿には温…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『消える』と『忘れる』――それでも心が覚えているものとは?
大切な誰かの顔を忘れる。
大事だったはずの出来事だけが、ぽっかりと抜け落ちる。
そんな「もの忘れ」が街で相次いだら――。
原因を探したくなる。
犯人を見つけたくなる。
いったい「何が記憶を消したのか」と考えたくなる。
けれど、この物語が面白いのは、そこから少しだけ視線をずらすところでした。
消えてしまったものではなく、
――そのあとに、何が残ったのか。
自信満々に事件へ飛び込んでいく女子高生・此花理乃と、派手な推理を披露するでもなく、一人ひとりの言葉に耳を傾けていく高村宏一。
この二人の対照的な動きが楽しく、理乃には何度もクスッとさせられるのですが、高村の側へ視線を移すと、物語…続きを読む - ★★★ Excellent!!!迷推理の横で名交渉! "聞く力"で迫るもの忘れ事件
街で相次ぐ、ちょっと変わった「もの忘れ」事件。
調査にやって来たのは、老練な交渉役・高村宏一。
そして、自信だけはたっぷりな女子高生探偵・此花理乃!
理乃が元気いっぱいに推理を繰り出す一方で、高村は相手の話をじっくり聞きながら事件へ近づいていきます。
この二人の温度差が楽しく、クスッと笑える場面も多め。
それでいて、「忘れること」や「誰かを想う気持ち」について、少しだけ考えさせられるのもいいところです。
事件を解く武器は、力だけじゃない。
"話を聞くこと"も立派な武器です。
軽やかに読めて、最後はちょっと優しい気持ちになれる神格事件譚です。