概要
今夜、自分を少し許すために。
泣き方を忘れた小夜と、「愛している」と言えない店主・朔が、傷ついた客たちの心に、そっと灯りをともしていく。涙のあと、心が少し美しくなる連作短編。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!泣けない夜に、「明日」をひとつ注文してみませんか?
雨の夜にだけ現れる喫茶店「星あかり」は、泣きたいのに泣けない人だけが見つけられる不思議な喫茶店。
ここは、傷ついた夜に、正しい答えを教えてくれる場所ではありません。
『ひとりにしてほしい。でも、帰らないでほしい』
たとえば、そんな一見矛盾した気持ちを、この物語では誰も否定しません。
温かい飲み物とともに差し出される、小さな星の札。そこには、こう書かれています。
話したい。話したくない。
そばにいて。少し離れて。
まだ、わからない。
誰かに決められた「正しい気持ち」ではなく、今の自分の気持ちを、自分で選ぶために。
この作品が素敵なところは、人生を一晩で解決しよう…続きを読む