概要
【眠り姫異聞】茨になっちゃった女子高生。王子をブッ刺します!
目を覚ますと、そこは百年の眠りについた城だった。
音のない庭園、時の止まった宴、眠り続ける人々。そして、塔の小部屋に横たわる眠り姫。
進学も就職も結婚も、待ち受ける未来が怖い高校三年生の少女は、何ひとつ変わらないその世界を楽園だと思う。
私だったら、ずっと眠っていたい。
少女がそう願ったとき、眠りの森の物語は少しずつ形を変え始める。
グリム童話『いばら姫』を、「目覚めたくない」少女の側から描く、少し可笑しくて切ない眠り姫異聞。
音のない庭園、時の止まった宴、眠り続ける人々。そして、塔の小部屋に横たわる眠り姫。
進学も就職も結婚も、待ち受ける未来が怖い高校三年生の少女は、何ひとつ変わらないその世界を楽園だと思う。
私だったら、ずっと眠っていたい。
少女がそう願ったとき、眠りの森の物語は少しずつ形を変え始める。
グリム童話『いばら姫』を、「目覚めたくない」少女の側から描く、少し可笑しくて切ない眠り姫異聞。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!かぼちゃパンツ許すまじ
レビューを書こうと思ったのは、静止した世界の美しさに共感を覚えたからだ。
噴水の飛沫すら空中で停止し、何もかもが眠りにつき、すべてから隔絶された世界。いばらのみが揺蕩うがごとくあり、内と外を分け隔てる。
廃墟のような空虚感と残響があり、廃墟とは違い眠っているだけで、すべてはそこにあり、終わってはいない場所。
不気味に思うだろうか。あるいは孤独に絶望し、恐怖するかもしれない。
しかし、私はそこに、無人の雪原で思わず深呼吸をしたくなるような、限りなく透明に近い静謐で透き通った空気を感じたのだ。
さて、本作は女子高生の少女の視点でもって、眠りの呪いを良きもの、永遠のモラトリアムと解釈して描か…続きを読む