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概要
何号室ですか?
霊能力者・間宮響子は、札幌市郊外の築四十年のマンションで「住人が減る」という不可解な相談を受ける。調査を進めると、四階には存在しないはずの部屋番号があり、夜になると図面にも記録にもない赤い扉が現れることを知る。扉の向こうからは「何号室に住んでいますか」と執拗に問いかける声が響き、部屋番号を答えた住人は、この世から存在そのものが消え去っていた。やがて響子は、巨大な山羊の目の奥に、顔を失い目だけとなった失踪者たちが暮らす異界を目撃する。そして、この怪異は悪魔ではなく、マンション自体が人間を取り込む生きた存在であり、部屋番号は獲物を識別する印だと悟る。逃げても終わらない無限の四階、取り壊された後も続く怪異、そして「まだ上があります」という謎の言葉――。
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