概要
世界はいつだって正常で、狂っているのは世界の基準から外れたものだ。
感情を電力へ変える装置によって、人類は無限のエネルギーと平和を手に入れた。
しかし、怒りを失った親友は、少しずつ人間らしさまで失っていく。
便利で穏やかな世界の中で、私は静かな恐怖を覚え始めていた。
しかし、怒りを失った親友は、少しずつ人間らしさまで失っていく。
便利で穏やかな世界の中で、私は静かな恐怖を覚え始めていた。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!怒りの必要性
「怒りなんてなければいいのに」
皆、一度はこんなことを考えたことはないだろうか。私はある。
他者に理不尽な怒りをぶつけてしまいそうになった時、自分に至らなさに怒りを覚えた時、そのせいで他者に嫌われ、自分自身を憎みそうになった時。
こんな感情が何故あるのか、と思う時がある。人間に喜怒哀楽の怒は要らないのではないか、と思う時がある。
しかし、怒りも立派なエネルギーだ。
他者に怒りを、自分に怒りを持つからこそ、見返してやろうとして人間は行動に積極的になれる。しかし、それを失ってしまったらどうなるか?誰にも怒りを抱かないのであれば、何も気にする必要がない。何も気にする必要がないということは、何…続きを読む