概要
ある日、私の友人がこう言ってきました。
「俺が働いている会社、デスゲームを運営しているかもしれないんだ」
最初、嘘だと思っていましたが、彼が見せてくれた会社の資料を読んで、本当なのかもしれないと考え直しました。
ここにその資料を載せようと思います。
私も友人も危険なことをしている自覚はあります。
しかし、多くの人にこの会社のことを知らせなくてはならないと思ったのです。
もしこの作品の更新が唐突に止まったらそういうことだと思ってください。
※作中に登場する人物の名前は、個人情報に配慮して、伏字にしたり、実際とは別の名称に変更しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!デスゲーム。準備から終局まで。
デスゲームは未完作品も多いジャンルだが、第一のデスゲーム、第二のデスゲーム、ともに完結する。
容赦なく!
デスゲームファンは安心して手に取って良い。
物語はデスゲームの『運営者』の視点で展開していく。
デスゲームには観客が存在している。
運営として、ちゃんと◯し合いをしてほしいし、あまり呆気なく終わっても困る。
盛り上がってほしいのだ。
『運営者』は圧倒的に有利な立場だが、それでも思い通りにはいかない。
コメディ要素はあるか。
ある。
人間そのものが喜劇的存在だからだ。
悲劇要素はあるか。
ある。
人間そのものが悲劇的存在だからだ。
ホラー要素はあるか。
もちろんある。
描写は抑…続きを読む - ★★★ Excellent!!!思わず笑ってしまう、デスゲームモキュメンタリー
とても面白かったです。モキュメンタリーというジャンルで、ここまで笑えるデスゲームを書いたのは、おそらく作者の桜森さまだけなのではないか、と思います。
本作はデスゲームを題材としたモキュメンタリーなのですが、デスゲームという恐ろしい印象とは裏腹に、様々なギャグパートが含まれています。
時には出血や肉体の損傷などが起こりますが、それもまたホラーな、グロテスクな展開として非常に上手く書かれていて、ホラー好きな方でもめちゃめちゃ楽しめると思いました。
中でも注目していただきたいのは、運営側の努力です。本作ではデスゲームを運営している側の人たちがどうにかお客さまに満足していただけるように奮闘しま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!不謹慎上等。笑えるデスゲーム!!
とある会社の資料によって、その会社でデスゲームがおこなわれていたことがわかるというモキュメンタリーホラーです。
開催されたデスゲームは二つ。
一つ目は11人によるデス・サバイバル。死の腕輪の解除条件をクリアしつつの殺し合いです。ちなみに解除条件は全員バラバラ。
二つ目はチーム戦で、殺せばクリアとなる隠された標的を探りながら殺し合うもの。より高度な頭脳戦となります。
本作はジャンルはホラーですが、怖いどころかコメディ要素があって笑いながら読むことができました。
特に登場人物はとても個性的な者が多く、参加者同士や運営同士の人間関係の変化から目が離せません。
そして、二つのゲームには伏せられ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人のモラルとは何なのだろう
デスゲームの代表的な作品である「バトルロワイヤル」を読んだ時も思ったのだが、人が極限状況に置かれた時に、平穏な日常で保っている筈のモラルなど容易く消し飛んでしまうのだろう。
それは自分が生き延びたいという、動物としての本能的な希求なのだと思うが、部外者として作品を読む読者的には、何か違う要素を求めてしまうのは致し方ないのではないのだろうか。
しかしこの作品では、ただひたすらゲームを勝ち残り己の生存を希求する者たちが、モラルなどという綺麗事はかなぐり捨てて殺しあう。
もしかしたらこれこそがデスゲームの本質を突いているのかも知れないと思わされた。
特に後半の集団戦では、互いにゲームを楽しんでいる…続きを読む - ★★★ Excellent!!!デスゲームがデスゲームとして機能するには、実に様々な苦労が存在していた
読み進めるごとに「デスゲーム」というものの意外な側面な見えてくる、すごく新鮮な魅力を持った作品でした。
デスゲームを運営している「とある企業」。その企業の報告書などの形式により、参加者同士の殺し合いが行われていく様子が紐解かれる。
デスゲームと言えば、「参加者(主人公)の視点から、どうやって生き残るか、人を殺すことへの葛藤にどう折り合いをつけるか」などが描かれるのが定番。それでもゲーム内のルールや他の参加者の行動により、やむを得ずゲームに参加せざるを得なくなっていく。
でも、改めて考えると「デスゲームのルール」というのは本当にきっちり練り込まないと実施が難しいことがしみじみと伝…続きを読む - ★★★ Excellent!!!デスゲーム運営資料という新感覚モキュメンタリー
本作は、デスゲームの運営資料という斬新な発想のモキュメンタリーです。
デスゲームを「参加者の物語」ではなく「運営される企画」として描く発想が素晴らしいですね。
物語を構成するのは、運営側が作成したチェックリスト、参加者の調査資料(知力や運動能力、残忍性といった評価値付き)、腕輪の解除条件など。
物語の進展は、運営が参加者の中に潜りこませたスタッフの報告書という形で知らされます。
ところで、デスゲーム作品を読んでいるとき、私たちは無意識のうちに「主人公は最後まで生き残るだろう」と考えています。
また、主人公と共闘する仲間も、ある程度のところまでは生き残るはずだとも思っています。
そ…続きを読む