冒頭の「何故そんなに呑む」「忘れる為さ」「何を?」「忘れたよ」この4行だけで、作品の全てが語られています。ビールをキーワードに、Rehab、DJ、清掃員、コインランドリーと、名もなき人々の断片をつなぐペーパーバック的な短編集。普通の人々(common people)が宇宙の中でひっそり生きる姿が、軽やかな筆致で描かれます。瀬尾さんの作品の中では最も間口が広く、読みやすい一冊です。
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