学校に伝わる奇妙な噂。放課後の軽音部室で鳴り響く、一人のギター。その音に誘われた「僕」が出会ったのは、青白く透き通った身体を持つ、自称「先輩」の幽霊でした。生きているのにどこか「いないもの」として過ごす少年と、死んでいるのに誰よりも音楽を愛する先輩。二人の間に流れる時間は、放課後の夕立のように一瞬で、かけがえのないものでした。幽霊との特訓を通じて、少年の止まっていた世界が少しずつ動き出す――。読み終えたあと、ふと空き教室を覗きたくなるような、優しく切ない青春ストーリーです。
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