最強の【狂戦士】、仲間に手柄を奪われたので魔王の娘を養子にして村作りを始める～気がつくと村は一大国家となり、英雄となった【勇者】とは敵対することになりまして～

魔王との決戦に赴く【狂戦士】クレス。
彼は【勇者】エギル、その仲間である二人の冒険者と共に最終決戦に挑んだ。
クレスの力によって魔王は打ち砕かれ、世界に平和が訪れようとしていた。
しかし、決戦の最中にクレスが死んだと思い込んだエギルは、クレスの功績を全て一人占めすることを決断する。

クレスはその事実を知り落胆するも、魔王の娘であるシオン、そして魔王の使用人であるヴィヴィの存在に魔族というものが人間とさほど変わらないことを知る。
そして彼女たちを守るためにクレスは行動し、エギルとは決別の道を選ぶのであった。
行きつくは極寒の地。
そこでクレスは村作りを始めるのであったが、いつの間にか村は一大国家と呼べるものになってしまい……