夏祭り

ゲーミング地中海

第1話

ある日ゴロゴロしていたら。


『ねえ、夏祭り行かない?』


女友達LINEでメッセージが送られてきて僕は夏祭りもうやってんのか、と思った。


もちろんオッケーした。


──────────────

夏祭り当日。


僕はその友達と来ていた。


りんご飴を買ったり、射的をやったり、ヨーヨー釣りをしたり、まあなんか夏祭りを楽しんだ。


クライマックスの花火が打ち上がっている頃。


彼女は僕の方に向き直って言った。


「好きです」


彼女の着ている浴衣が、花火の光に照らされる。


照れ隠しにりんご飴を頬張る彼女の姿は、その時世界で1番美しかっただろう。

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夏祭り ゲーミング地中海 @gameinguu

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