奇妙な因習に潜む真実とは?
- ★★★ Excellent!!!
ホラー短編の書き手、仁木一青さんの最新作です。
故郷の街に帰ってきた、女性の保育士の主人公。
保育園で行われる奇妙な慣習に、ちょっとだけだけど、戸惑います。
子供たちが家からお皿を持ち寄って、滑り台の上から放り投げて割るんです。
なんかちょっと勿体なくない?
勿体なくないんです。そこがいいんです。高いお皿ほど効果が高いんです。
その理由はね、ふふ、あなたが一番知ってるはずなのに、忘れちゃったの?
ライトに見せて、最後に明かされる気味の悪い真実。
背中がうすら寒くなるホラーの好編。
おすすめです。