【市民生活課特別資料－●●市特別封緘記録7－】

【記録資料】

【概要】

第五地区の失踪者宅において、壁面に貼られた複数枚の紙が発見される。紙には文字・記号・円形図形・赤色の手形状痕跡が含まれ、過去の七理様関連事案と類似性が認められる。

【詳細記録】

・紙は四方に切り込みを入れ、壁に不規則に配置されていた。

・中央には円形の図形が描かれ、その周囲に奇妙な数字や記号、短文が走り書きされている。

・円の中には小さく「助けて」と上書きされた文字が判読可能

・一部の紙には赤色の手形状痕跡あり。光の角度でわずかに動いて見える場合があるが、DNA鑑定では人物由来ではないと判定。

・壁面全体に貼られた紙は、失踪者が七理様関連の異常現象を記録・封じようと試みた痕跡と推定される。

【所見】

記号・図形・手形を含む構成は、七理様の干渉を認識しつつ、同時に禁忌の理（呼名の禁忌・模倣の禁忌・滞在の禁忌）を警告・記録しようとした痕跡である。

壁面資料は、失踪者が自らの安全を守るために作成した可能性があるが、最終的には失踪に至っており、呪的影響が強く作用したと考えられる。

【備考】

発見資料は現場にて撮影および収集済み。

同宅内の他資料（手記・走り書きメモ）との連携調査を実施予定。