【カクヨム短歌塾】(その１)：【暗号短歌】百日紅　逆から読むと　りべするさ　一字ずらして　ブラジャー見せる

「暗号短歌」などという言葉はもちろん作者さまの造語です

しかし、「シーザー暗号」や「倒語」は検索すればすぐに出てくるもの

ミステリーで使われるものでしょう

それを巧みに使って短歌を仕上げていらっしゃいます

楽しく学べると言いましょうか、ミステリーファン必見の短歌です！

　またタイトルだけを見て、「確かめねば！」という気持ちにさせられました。

　百日紅（さるすべり）を逆さまにすると「りべするさ」は理解できる。
　だが、「一字ずらす」から「ブラジャー見せる」となるのはなぜか？

　これを疑問に思ったら、とにかく頭の中で五十音表なんかを呼び出すことに。そして文字のずらし方も前に進むか、横に進むか、後ろに進むか、と色々と試すことに。

　そして本編での解説。……なるほど、そういうことか、と納得。

　そして同時に思う。「このド変態め！」と。

　暗号の部分で本当に色々と頷かされる一方で、「百日紅」という花からこんな二重三重でけしからんイメージを生み出すとは、と改…続きを読む