概要
ポスターに 両手差し出す みどりごの 笑う口元 前歯が二本
折角なのでカクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】 1首部門にも応募してみました。
【カクヨム短歌塾】にもチャレンジしてみました。
【カクヨム短歌塾】にもチャレンジしてみました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!また今年も、幾つもの夏が比べられるのさ
今年の夏。
以前の夏。
子どもの頃の夏。
夏は比べられるものです。
暑くて、物憂くて、明るくて、色々うるさい。そんな季節です。
そんな夏を詠んだ短歌たち。
中でも私の心に残ったのは、次の一首でした。
〝アブラゼミ 姿を消して 幾年月 夏はクマゼミ 天下取ったり〟
各地方の都市化で個体数の減った種類と適応した種類。
それら蝉の今昔の音色の違いを朗らかに詠んだ短歌です。
環境変化に対して、ありきたりな寂しさではなく、強かさを表すとても面白い短歌です。
蝉たちの合唱を合戦に擬えてあり、コミカルさまでも感じました。
このように。
ちょっと微笑ましい視点で2025年の夏のあり様を詠ん…続きを読む - ★★★ Excellent!!!今時の夏の『あるある』に何度も頷かされました
一首目や二首目から、「あ~、わかる~」とすごく共感させられました。
夏になってるのに「ホーホケキョ」と聞こえ、「なぬ?」と足を止めることがしばしば。最近ではもう慣れたけれど、こんな春の風物詩みたいなものが蝉の声に交じって聞こえる今の日本。
洋服で春夏用とか秋冬用とか言うのはわかるけど、自然界で春夏は本気でカオス。
そして蝉の声もアブラゼミの「ジリジリ」ではなくクマゼミの「シャワシャワ」が増えた印象。
他にも「夏」の過ごし方としてのリアルがいくつも活写されていて、たしかに毎年の夏ってこんな感じのものを目にしていたなあ、としみじみ思い出させられます。
「今時の」なリアルな…続きを読む