概要
引退試合をすることになったサッカー選手と、歳を取らない男の絆の物語
かつて得点王にも輝いたサッカー選手、大城直紀は翌月行われる引退試合に、同期でライバルでもあった常磐大輔に相手として出てくれないかと持ちかける。
大輔も久しぶりの直紀との試合を快諾するが、大輔は不老不死の永遠人。彼らに横たわる時間の差が、明確に現れる。
大輔も久しぶりの直紀との試合を快諾するが、大輔は不老不死の永遠人。彼らに横たわる時間の差が、明確に現れる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!永遠に変わることのない者と変わり続ける者たちは互いをどう語るのか
プロサッカープレイヤーである大城直紀は、引退試合を迎えます。
彼は、その一試合だけの対戦相手のチームに、かつての同期でありライバルでもあった常磐大輔の参加を依頼していました。
常盤は、老いることのない人間です。
この物語の世界には不老不死の人間がいて、定命の人間と共に暮らしています。
あまつさえ商業スポーツの舞台でも共に競技を行っているのです。
競技者として最後を迎えた大城は何を思い。現在もトップリーグで競技する常盤は何を思っているのか。
これは彼らの心情を描く物語です。
作者である燈栄二さんの書き続けるテーマのひとつである不老不死の人間がいる世界の点景の一つとなる本作。
集団競技…続きを読む