【⚫︎藩領民総合版 諸事万端相談スレ 妖を見し故相談したき旨】より抜粋 3/4

百十三:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:も七六ぐふ二二り


お母ぁ?お母ぁが伸びたり縮んだりするかってんだてやんでいべらんめい



百十四:わっしょい祭り開催:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:は七みゑ八八八が千


するするー!びよーんってね、しんだおかあさんがやまのむこうからわたしをみてたんだよ。そしたらおとうさんがおかしくなってしんじゃった



百十五:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:も六七うらぬ一九


幽霊ってことかい?



百十五:わっしょい祭り開催:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:は七みゑ八八八が千


ちがうよー。だってあしがあったんだもん



百十六:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:二もも八み九一ぞの


嘘甲



百十七:名もなき⚫︎藩士:

宝暦十二年/文月/廿日/亥の刻

ID:ぬふ二こま六九


>>百十六

おお、嘘乙のひとつ上



百十八:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:も六七うらぬ一九


これはいいな



百十九:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:二もも八み九一ぞの


実力だな



百二十:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:も七六ぐふ二二り


調子に乗んなべらんめいてやんでん



百二十一:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/亥の刻

ID:こぬるさ三八いゐ


刀ありがとーーーーーー



百二十二:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:も六七うらぬ一九


戻ってきやがった。半刻くれぇいなかったのに



百二十三:わっしょい祭り開催:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:は七みゑ八八八が千


きくきあるー?



百二十四:名もなき⚫︎藩士:

宝暦十二年/文月/廿日/亥の刻

ID:ぬふ二こま六九


あるでござる。しかれど、このスレはいささか早すぎるでござるな。して、足があったと言うのは?



百二十五:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:も七六ぐふ二二り


おうおう!もっと聞かせろってんだてやんでい!山奥から見てたのに足が見えるなんざぁおかしな話だなぁ?木で隠れちまうんじゃねぇかてやんでい!



百二十六:わっしょい祭り開催:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:は七みゑ八八八が千


なんかわざとらしーけどまぁいいや!


それがねー、からだはとおくにあるのに、あしはいちばんまえのきのあいだからみえてたの


じょうはんしんだけ、うしろのほーにあって、かはんしんはまえのほーで、でもなんかこしのところはピッタリくっついてるみたいな


みてるととおくにいるのかちかくにいるのかかんなくてめがぐるぐる〜ってなってふしぎだったー



百二十七:名もなき⚫︎藩士:

宝暦十二年/文月/廿日/亥の刻

ID:ぬふ二こま六九


まるで騙し絵の様でござるな



百二十八:わっしょい祭り開催:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:は七みゑ八八八が千


それだー!それで、それをみていたおとうさんもあたまをのばしたりちぢめたりしてしんだの


いまはおばあちゃんとすんでるんだー



百二十九:名もなき⚫︎藩士:

宝暦十二年/文月/廿日/亥の刻

ID:ぬふ二こま六九


左様でござるか。それは難儀しておろう


百三十:わっしょい祭り開催:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:は七みゑ八八八が千


なんぎなんぎー!なんぎしてござらん!



百三十一:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:も六七うらぬ一九


まぁ両親が死ぬなんざ珍しいことでもねぇしな



百三十二:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:も七六ぐふ二二り


うちの親父なんざぁ来年には江戸に行って春画を買ってくるなんて言いながら虎狼痢で死んだぜべらんめい!



百三十三:名もなき⚫︎藩士:

宝暦十二年/文月/廿日/亥の刻

ID:ぬふ二こま六九


皆苦労しておるのだな……しかし、それは誠に母君であったのだろうか?



百三十四:名もなき⚫︎領民:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:ぽ百百み一い八ぺんと


確かに。たぬきや狐が人に化けると言う話はよく聞くし、地方によっては蛇が人に化けるなんて話もあるからな。母親の姿に化けて父親を誘った、とか


おかしくなったと言えば、山女を見て気絶したと言う様な話も遠野の方にはあるし



百三十五:わっしょい祭り開催:

宝暦十二年/文月/廿日/戌の刻

ID:は七みゑ八八八が千


ちがうよー!おかあさん!たすけてくれたんだよー


おかあさんがしんだのは、おとうさんにおさけのむのやめてーっていったからなの


おとうさんね、いっつもおさけばっかりのんで、よっぱらうとあばれるの


それでわたしとかおかあさんにひどいことするんだよ


おかねもおさけにつかっちゃうし、だからごはんはぜんぜんたべられないの


だからおかあさん、おとうさんにおねがいだからもうおさけはのまないでっておねがいしたんだよ


そしたら、しんじゃったの


とっくりをがーんってなげられて!


あたまからちがどくどくでてて、


それで、いどにすてられたんだよー


おとうさんはやまにいったことなんてないんだよ


それからおとうさん、わたしがおかあさんのことをばらすかもっていつもうたがってて、わたしもころされそうになったんだ


そのときにおかあさんがやまからおいでおいでってしたら、おとうさん、びっくりしてそとにでて、やまみながらがちがちにかたまったの


それで、おかあさんがやまでびよーんびよーんってしはじめたら、おとうさんもあたまがびよーんびよーんしてしんだんだよ


もしあのときおかあさんがおとうさんをよんでなかったら、わたしもころされちゃってたかもしれない


だから、おかあさんはわたしをたすけてくれたの


おとうさんはいまねぇ、やまのほうでびよーんびよーんってしてるよ


いまもしてるよ

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旧⚫︎藩における時空間異常について 弓長さよ李 @tyou3ri4

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