前日譚〜蒼蓮と柊火の壮絶な過去〜刃と心が交わるそのときまで
晴れドコロ(旧・どこにでもいる晴れ男)
地球に似た異世界 アクメアリアのとある村で
○地球とは似て異なる惑星
ここは惑星アクメアリア。かの星、地球に似た構造、球体の岩石惑星だが、陸と海の割合が6:4という地球とは全く異なる地形を持つ。
この星にはかの地球と同じような文明が存在するが、現代と比べて少し原始的なレベルのものである。それはまるで開拓時代のよう。
そんな星のアージェント大陸、フェイデンス王国のオグリ村で、地球でいう小学3年生ほどの男女が遊んでいた。はしゃぎながら走り回っている4人。
薄青の髪を持つ男の子の名前は蓮(ハス)、薄紅の髪を持つ女の子の名前は華(ハナ)。薄紫の髪を持つ女の子の名前は黎(レイ)、薄銀の髪を持つ男の子は翳(カゲ)この4人は生まれたときから同じ村に住んでいる幼馴染だ。
蓮「鬼ごっこしようよ!」
華「いいね!じゃんけんで鬼決めよ?」
「「「「さいしょはグー!じゃんけんぽん!」」」」
華「蓮が負けたから蓮が鬼ね!みんな逃げろー」
蓮「まてー!」
…なんーていう他愛もなく、微笑ましい4人の遊び。
それを近くで見ていた大人たちは、その微笑ましさに微笑を浮かべていた。
特に蓮と華は仲が良かった。この歳にしては恋人同士のようにくっついていた。
何気ない日常…これがずっと続けばいい。大人も子供たちも、みんなそう思っていた…
⚪︎遠く離れた地域、首都フェクリアでは…(オグリ村長ゴンサ視点)
私はゴンサ。このオグリ村の村長を長年続けている者だ。この村は平和である。この国ができて以来、戦いに巻き込まれたことは一度たりともないらしい。
当然、この村の中で争いが起きたことはほとんどない。あったとしても子供の喧嘩くらいだ。村人はみんな温厚でゆったりとしている。ときどきゆったりしすぎではと思うこともあるが、別に困ったことではない。だから私はそういったことを怒ったりもしないのだった。
村の可愛い子供たちは私を見るとすぐに「そんちょーさんだ!」と駆け寄ってきてくれる。みんなから好かれる村長でありたい私にとってそれは嬉しい限りだった。
さぁ今日も散歩にでもいくか…。
すると家のドアがドンドン!と叩かれた。
「来客か?こんな日に」
そう思いドアを開けると…伝達だった。
伝達者「ゴンサさん!これを…」
彼が差し出してきたのは一通の手紙。その内容は…
『首都フェクリアで王位継承をめぐる内戦が発生。巻き込まれる可能性あり。すぐに備えよ。』
なんということだ…
作者から一言
2人の前世を描く短めの外伝ストーリー描き始めました。
まだ本編が進んでいないので、しばらく更新することはありません。次の更新は未定ですが、どんな展開になるのか、ご想像しながら待っててもらえたらありがたいです。それではこれからもよろしくお願いします。
ちなみにナカヤマショウセイさんの「絆を想う竜」と世界観を共有しています!
気になった方はこちらまで
絆を想う竜
https://kakuyomu.jp/works/16818622176664021068
本編はこちらです。
前日譚〜蒼蓮と柊火の壮絶な過去〜刃と心が交わるそのときまで 晴れドコロ(旧・どこにでもいる晴れ男) @hare_tutsi_yo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。前日譚〜蒼蓮と柊火の壮絶な過去〜刃と心が交わるそのときまでの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます