プロローグが、ありますが、詰まった(すかすかではない)物語が始まる予感の文体に、そこから惹きつけられました。現代もののミステリーを読みたいと思っていたので、これはそうみたいだなあ?と、軽い気持ちで読み始めたのですが、やめられなくなったのです。夜なのに寝るわけにいかなくなり、日が変わってしまいました。投稿されている分を全部、もう直ぐ結末なのだろうというところまでなので、かなりの分量をイッキに読ませていただいたことになります。読んでいると、登場人物たちに存在感を感じます。スゴい作品と作者様だと思います。
二名の警察官が殺害されるという衝撃的な事件。その影に見え隠れする、過去から伸びる凶々しい手の正体とは……?大隅氏の警察シリーズ。どこか哀しげな薫りのまつわる謎に満ちたこの隘路、その先には何が待っているのでしょうか。
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