このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(82文字)
人と人、心が交わる複雑な物語。甘さと苦さのあるビターな話でした。
1人の教祖をめぐる、それぞれの視点で描かれる人生の物語。始めは国会議員桐生律と教祖東雲司を主軸としたダブル主人公のストーリーかと思いきや、物語後半は彼らを取り巻くキャラクター達が、どうしてそのような人生に至ったのかをそれぞれの視点で語られる。人それぞれ色んな人生があり、人それぞれに願い、幸せがあることを表現した作品だと僕は感じました。登場するキャラクター達がとても魅力的に感じられる文章となっていると思いました。是非一度読んでみて欲しい作品です。
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