概要
キャラメル、ポテチ、ヘッドライト、それであの山に向かおうというのか。
••✼••
富士山のご来光を目指した一日。
となりにいた彼は、遠くて、近かった。
登山という非日常の中で、微妙な距離が浮かび上がる。
キャラメルの甘さ、ポテチの破裂、雲海。
すれ違いでもなく、ぴったりでもない。
——その答えは。
若さや苦さや、乾いた笑いの時間が、関係を作って、
そのまま消えたり、続いたりしていく。
人が生きていく時間には、
見たことのないもの、一人では見られない世界や瞬間が
必ずあって、それを手探りで進んでいる。
それを、途中で手放してしまうのは勿体無い。
生きのびて、感動する瞬間を手に入れていって欲しい。
ゲームの途中にあるアイテムのように。
••✼••
千織さま主催の企画『山羊座文学賞』に参加させていただきました。
小説部門選択
富士山のご来光を目指した一日。
となりにいた彼は、遠くて、近かった。
登山という非日常の中で、微妙な距離が浮かび上がる。
キャラメルの甘さ、ポテチの破裂、雲海。
すれ違いでもなく、ぴったりでもない。
——その答えは。
若さや苦さや、乾いた笑いの時間が、関係を作って、
そのまま消えたり、続いたりしていく。
人が生きていく時間には、
見たことのないもの、一人では見られない世界や瞬間が
必ずあって、それを手探りで進んでいる。
それを、途中で手放してしまうのは勿体無い。
生きのびて、感動する瞬間を手に入れていって欲しい。
ゲームの途中にあるアイテムのように。
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千織さま主催の企画『山羊座文学賞』に参加させていただきました。
小説部門選択