事故物件は永遠に

主人公は、引っ越し先に毎日出てくる女の幽霊に悩まされます。
それを払おうとしますが……果たして彼女は本当に悪霊なのか？

何故？を解決しないまま、祓う事は正しいのだろうか？

読みやすい文章と分かりやすい内容。
最初はあまり恐怖を感じませんでしたが、最後の最後でゾクリとしました。
起承転結がしっかりしていて、短時間で満足の高いホラー作品です。
世にも奇〇な物語的な話です。

オススメです。

『事故物件』
　なんと興味をそそられる語感！
　
　前途明るい青年が安易に居と定めた棲家こそ、その事故物件だったのです。
　夜な夜な現れる怨霊。
　たまらず知人に助けを求めた彼に、はたして平穏は訪れるのか。

　ラストのエッジが効きすぎて脳が凍えます！
　　
　ぜひ貴方もこの素晴らしき恐怖を体験してみてください。

　この主人公、本当に助かるものなのか。
　読み進める中で、じわじわと何かの「フラグ」の気配を感じさせられていきました。

　新居での一人暮らしを始めた主人公。しかしそこは事故物件だったことがわかり、いきなり女の幽霊が現れる。

　窓にべったりと寄り添ってくる長い髪の女の幽霊。「不気味・オブ・不気味」とでも呼びたくなる外見の幽霊。近くに居続けられれば明らかにストレスとなり、心を病みます。

　事故物件の正体を探り、対処法を探る主人公。
　そしてどうにか、「解決」ができそうになるが……。

　もちろん、そこでどうにかならないのが「ホラー」ならでは。「ある種の正当な手順」を踏めばどうにかなりそうに…続きを読む