このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(90文字)
推しのアイドルに自分との接点を持たれてしまった。 本来なら歓喜すべき場面のはずが、この【徹底的】なファン・アリサは違った。 輝く姿を陰から眺めていたい彼女にとって、彼らや取り巻きの配慮は都合が悪く……・ 最初からだいぶ印象が変わる作品。 てっきり、あるべきファン像を貫く芯の強い人がその献身さによって推しの心を掴む。 憧れの彼の急接近により、彼女にある二つの思いがぶつかり合って…… という筋書きかと思っていた。そう言えばホラーだった。 ああ、芯も磨きすぎると針のようになってしまうのだなあ……
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