概要
あなたは神を信じますか? 私は信じちゃダメだと思いました。
相沢花恋はひょんなことから神様の仕事をお手伝いすることになった。
しかし、その内容は神様だけに……
話毎に変化するジャンル、世界観をお楽しみください。
しかし、その内容は神様だけに……
話毎に変化するジャンル、世界観をお楽しみください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!死後の就職先は、神様の職場でした
目が覚めると、そこは奇妙な広間だった。
聞こえてきたのは、神様の声――そして最初の業務命令だった。
「しばらく働いたら、生き返らせてあげる」
そんな話、信じられるはずがない。
だが、次に現れたのはもっと信じがたい存在だった。
二足歩行、甲羅つき、喋るファンシーな亀・タントス。
彼は笑顔でこう言う。「よろしくです、相棒さん」
半信半疑で始まった神様のお仕事は、予想外に緩くて、でも時々、恐ろしく重たい。
異世界の路地裏。宙を飛ぶ力。壁を抜ける身体。
そして曖昧すぎる依頼内容。
自分が何者なのかも、どうして死んだのかもわからないまま。
それでも、花恋は目の前の仕事と、亀の背中を追いかける。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ファンシーな作風かと思えば、神という存在に疑問を抱く真面目な物語だった
タイトルに(適宜)という言葉が付いているところがけっこう重要ポイントに思えます。
「適宜」とは、状況に合っていること。または適当。
つまり、「神様の言う通り」に”仕事”をするけど、その結果や報酬は「あなた(主人公)次第」というなんとも不穏な始まりだと思いました。
主人公の相沢花恋(あいざわかれん)は、ある日、悲惨な死に方をしたので神様のお使いとして仕事をすれば生き返らせる、という神様の声の提案に、「バイト代が出るなら」と、承諾してしまった。
仕事の内容も、報酬も、自分がその仕事、とやらになぜ選ばれたのかもわからないまま仕事を始める花恋。
神様に使わされたタントスと名乗る亀人間(かわいい…続きを読む