階級社会と壁の向こう。パンクな世界観で対となる、二人の親子。 その息子達はどちらも、他者を思う心がある。しかし、その心は重ならない。 一重にそれは、立場の隔たり故に。 有り体に言えば”話作りが上手ぇ”。第1話からして先の展開を感じさせる完成度。「読ませられてしまう」という引力を感じました。
テンプレ的なハイファンタジーではなく、オリジナリティ溢れる世界観が丁寧に構築されていました。魔法ではなくエネルギーが源になっているため、どことなくSFっぽい雰囲気に仕上がっていて、これもテンプレ的ではなく好印象でした。また本作は現実の社会問題にも鋭く切り込んでおり、難民、差別や偏見、そして経済格差を巧みに投影しています。単なるファンタジーで終わらずメッセージ性を持たせることで、これも作品のオリジナリティに繋がっており、読み応えがあるなと思いました。
これはまだ物語の序盤だし、作者の意図は分からないが障害者を悪く思っていた健常者が急に障害者になってしまったことで彼らを知っていくメタファーの話なんじゃないかと思いながら読んでます。直接的な表現にしないことで上手いことリスクヘッジの出来た完成度の高い作品なので自信を持っておすすめ出来ます
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