雛人形

この作品を読み終わるのに、さほど時間はかかりませんでした。
当たり前です、だって3000文字もない短い物語なのですから。
ですが、心は違いました。
とても短い時間だったはずなのに、心の中にはなんとも会えないような感情が溜まっていたのです。

そこで、もう一度読みました。
今度はじっくりと、じっくりと。
やはり、心の中にはなんとも言えない気持ちが溜まって行きました。

『モヤモヤ』と言葉にすれば簡単ですが、今の気持ちはその言葉では到底表現してきらるものではありません。
何者でもない、誰かの人生を垣間見たような。
そんな事を思ってしまうくらい濃密な物語でした。

この『モヤモヤ』をぜひ体験して見…続きを読む

そんな感想しか出てこない、ただただ圧巻の本作。

作者様、Kacの常連というか。トップランカーの方なのてすが。
いや、すごい。
今回もすごい。

迷信は負の連鎖。
そこを打ち切るのは、真っ直ぐに見ることなんだと感じた本作。

どこか深く落ちそうで。それでいて、前に光とがあるような。そんな不思議な感覚にさせる物語でした。

おすすめです！！　是非、読んでいただきたい！！



「雛人形を飾ったままにしておくと、婚期を逃す」

それは迷信。
迷信だったはずだった……。


しかし、何の因果か偶然か、主人公の実家にて雛人形を片付けるのを怠けた結果、
姉も妹も婚期を逃した。

長男である主人公は結婚こそし、三月三日に娘を授かるも…… ……



あらゆる雑情報を省き、効果的な文章だけを抽出した濃厚な短編にございます。
そして読みやすい。

好みな文章にございました。

是非！ご一読を！！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（169文字）

素直に読んで父親の心境と息子の様子がうかがえます。今は天国にいる娘さんは、天国から父親と息子のやり取りを聞いているのかなー。読了後、心がほっこりしました。まだ、心がほっこりしています。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（25文字）