遥かなる水の歌

　ある日、女顔の少年、北城湊は自らの母親が運営している女子校に編入するように言われる。
　最初は嫌がる湊ではあったが、母親からの当主命令という言葉に黙って頷くことしかできなかった。
　そして、編入当日、隣の席になったのは湊が心から愛しているアイドル、南雲遥であった。
　隣の席になった縁から屋上で一緒に昼食をとるようになる。
　まさかの奇跡により住処である寮も同じであった二人はさらに仲を深めていく。
　湊の推しという愛は遥という偶像を破壊し、新たな関係に名前をつけられるのか。