概要
分断された列島南部で父の残した「パチ」文学が娘によって掘り起こされる。
「パチ」が禁止された日本列島。ふたつに分断された日本列島の南部で生活する母娘のもとに父の「遺品」が届けられる。母娘ともに父、夫、に対するわだかまりが強く残っていたのでその「遺品」は手つかずの状態で数日放置されていたが、娘が不可抗力で玄関先に散らばったその紙ベースのあれやこれやの「資料」を書き集めていたところ、「日本列島のパチ文学」と称された亡父による一群の小説であることが判った。語り出しで娘が亡父のあれこれを説明するが、それ以降はその「パチ文学」そのものが示されることとなる。「パチ」は地下化し弾圧の対象となっていたが、亡父は抵抗運動に携わる「歴史学者」だったのだ。
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