なんとも微笑ましい気分で、気楽に読むことができました。こういう突拍子のなさや脳内補完部分の推測、なかなかクセになります。そして、各お話の最後にある作者様の短いながらも的確なツッコミが笑えます。自分の原点とも呼べるものに立ち返ることができるような、そんな作品でした。
作者様の小学1年生の時の作品らしいですが、まず1年生の割に単語選びが秀逸です。1年生だからこその感覚で書いているような、「脳内の世界をそのまま文字にしました」というような可愛くも笑える。そんな世界を見せつけてくれます。自分の子供がもしもこんな文章を見せてくれたら褒め讃えますね。恐らく表現が足りてない所などは補填されているかましれませんが、それを加味した上でも面白いです。硬い文章に飽きた方、表現などに困り、行き詰まった作者など居ましたら、まずはこの作品を読んでみてください。「柔軟な世界」を思い出させてくれます。
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