独身オジサンの営む珈琲店“コルサージュ”には、ハーフ風の押しかけ通い美少女がいる

独身オジサンこと稲葉俊次は、珈琲店“コルサージュ”を始め二十年、珈琲を淹れ始め三十年、人生を歩み始め四十五年が経とうとしていた。

ある日の定休日、午後から大雨が降り続き、店内にはスイーツの仕込みに余念がない俊次が一人。
ふと店の外に目をやると、軒先でずぶ濡れの制服姿のハーフ風美少女が震えていた。
見かねた俊次は、その美少女をバスタオルで包むと店内へ招き入れ、併設する自宅のお風呂を貸してあげることに。

雨に濡れていた理由を俊次が聞くと、家出してきたらしく『帰りたくないです。』と泣くので、明日は帰るようにと諭し、一晩保護することになる。スイーツの仕込みが終わらない俊次は、その日は店内で夜を明かした。
翌朝、自宅から美少女の姿は消えていたが、その翌日の夕方、美少女が店へと姿を現すとこう言った。…続きを読む