最終話 僕は小説でラブコメも書けない陰キャのまま

 その後のことを、少しだけ語ろうと思う。


 投稿コンテストの期間中に、無事に小説は書き上げられた。

 しかし渾身こんしんの作品は、案の定と言うべきか、一次選考すら通過できなかった。


 それでも近頃では、高橋さんと待ち合わせて一緒に登校している。

「佐藤くん知ってる? 『ラブコメ』ってジャンルは、二人の男女が理由もないのに、いつも一緒にいる作品のことなんだよ」


 間もなく新歓に向けて、文芸部は小冊子を制作する。

 僕は、このラブコメ作品を寄稿しようと思ってるんだ。



※R7.1.7現在、当サイトにユーザー名『佐藤君』、『Re:H』は確認できません。

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【700PV感謝!】 ラブコメろ! そうじ職人 @souji-syokunin

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