ハイヒールをめぐる理想と現実のギャップ

 読み終えて「ですよね~」と言いたくなる作品でした。

 主人公のカエコはハイヒールに憧れ、「大人になったら絶対に履くのだ」と、その後も何年間も予行演習的につま先立ち出歩くような日々を送り続ける。

 そんなカエコの数年間の人生がコミカルに描き出され、ついに「ハイヒールデビュー」の時がやってくる。

 結果として、カエコの目の当たりにした現実とはなんだったのか。
 
 見た目としての憧れと、実際の内情には大きなギャップがある。
 傍から美しく見えるものは、実は見えないところで相当な我慢と努力を重ねているのかもしれない。
 そんな「あるある」を綺麗に描き出した、とても心に響く作品です。

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