野蛮で、血腥い、どうしようもなく輝くものよ。

中世騎士とは何者だったのか、何を考え何を求めて剣を振るったのか。
現代からすれば酷く血生臭く野蛮な、しかしどうしようもなく惹かれてしまう黄金がその心にはあるのだ。
騎士の義務、名誉、主従とは何か。同じ作者の童貞辺境領主騎士でその一部を描かれていたが、こちらではそれをど真ん中に据えて描いている。
なお個人的には騎士たちが、名誉と正義のために命をひょいと投げ捨てる意気と、何とも言えない不器用な含羞を併せ持つのが堪らない。もはやエロいまである。

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7 knights to die

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