「地球にやさしい」という名の詭弁
加賀倉 創作【書く精】
グローバリストにご用心
「パッケージの簡略化で、地球にやさしい!」
「エネルギー効率アップで、地球にやさしい!」
CMを見ていると、そんな
あれ、全部
まず大前提として、人類というのは、ありったけの地球の恵みを、訳わかんねぇ物質に変えて利用しまくっている時点で、どう考えても地球にやさしい存在ではありません。いつも何処かで、海を産廃で埋めたり、山から石や木を奪って丸裸にしたり、森を焼いたり、爆弾で全てを吹き飛ばしたりしている訳ですから。
だから、ちょっと破壊の手を弱めたからといって、「やさしい」わけではありません。
こんなふうに例えるとわかりやすいかもしれません。
あるいじめっ子が、〈殴る〉〈蹴る〉〈罵る〉〈物を隠す〉という虐めを、誰かにはたらいているとします(そんなことはあってはならないのですが)。
ある日、いじめっ子が、いじめ被害者に対し、「今日からは〈殴る〉〈蹴る〉〈罵る〉だけにしてやる」と言ったとします。
どうでしょう、これは、いじめ被害者に「やさしい」と言えるでしょうか?
言えませんよね。
量や程度の差は、加害している、していないの話とは全く別です。
なので、冒頭で挙げたようなCMの文言には、
もっと言えば、商品やサービスの「何かを変えた」ということは、企業側にとっては、値上げをする口実を得ることを意味しますので、具体的にどう変わったのか、注意深く確認する必要があります。
例を挙げます。
——パッケージを◯パーセント軽量化しました!
前まで中身が一リットル入っていた紙パック飲料が、パッケージ変更したと思ったら、中身が九〇〇ミリリットルに変わっていた。
——美味しくなって新登場!
少なくなって新登場、かもしれません。
一方で某麦茶は、どんどん大きくなっているのが不思議ですね。
***
話を「地球にやさしい」に戻します。
地球温暖化、というのがある
あれはしばしば環境利権団体に、儲けのタネにされます。
温暖化対策と騒いで、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出を狂ったように取り締まる団体が乱立しています。二酸化炭素排出量を削減して目標を達成すれば、補助金がもらえたり、企業のイメージアップ、地位向上につながったりするので、やっているだけです。我々がちょっと温室効果ガスに気をを払ったところで、どれほど地球が冷えるのでしょうか?
ある研究では、日本の年間CO2排出量十億トンによる地球の平均気温上昇は、「0.000436℃」とされています。
キヤノングローバル戦略研究所 【研究ノート】CO2の削減によって、気温は何度下がり、豪雨は何ミリ減ったのか、簡単に概算する方法ーー再エネ大量導入の例
https://cigs.canon/article/20200929_5374.html
気のせいでしょうか、私には、現状の上昇値はごくごく小さいように感じます。
地球、舐められていませんかね?
温暖化によって氷が溶けて海面上昇、標高の低い島々が沈む、と騒がれますが……
あれ、多くの場合、地下水の組み上げによる地盤沈下が無視されています。人間は、飲み水、生活用水、工業用水、文字通り湯水の如く水を使います。そりゃ標高も下がるわ、と思います。
(氷期と間氷期、極端に言えば氷河期か、そうでないかの長いスパンでの地球環境の移り変わりも無視されているように思います)
それに、その騒がれていた島々、本当に沈んだんでしょうか?
牛やヤギなどの
なお、加賀倉は、SDGsなどという意味不明なものを掲げてむしろ環境、人や動物の生活を破壊しながら私腹を肥やす
——太陽光パネルのせいで切り開かれた山々。
動物の住処はなくなり、木の根という支えを失った土砂は雨や地震で簡単に死の濁流となります。
——ゴミの分別。
どうせほとんどが一緒に燃やされます。やってる感を出せば回収している企業が政府や自治体から補助金をもらえて潤うだけの仕組みです。食品トレーなどを、水や洗剤でわざわざ綺麗にして回収してもらう方が、よっぽど地球を汚しています。
そろそろ環境ビジネス、やめませんか?
「地球にやさしい」という名の詭弁 加賀倉 創作【書く精】 @sousakukagakura
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