ひたすら「へえ~」と連呼したくなる、楽しい語学エンターテインメント

 テーマがすごく楽しいです。

 中国籍の生徒に対し、日本語を教える主人公。
 それを通し、日本語と外国語との違い、そして「今まで当たり前だと思っていたもの」についての疑念が生じることになります。

 なるほど! それは今まで考えなかった! と新しい発見があります。
 これは作中のみの話ではなく、本当にリアルな話として、日本人が盲点としていた問題でもあります。
 読んでいて「こくこく!」と頷かされ、「へえ~!」と感嘆。

 ためになるし、楽しい。読んで良かったとしみじみと感じられる一作でした。

その他のおすすめレビュー

黒澤カヌレさんの他のおすすめレビュー665