鏡花水月のような言葉が舞う、結びの縁

美しい言葉の数々に目を奪われつつも、繊細に書かれた物語の流れが心地よいです。
毛玉の妖たちの可愛さと、幻想的な結界が息を飲む美しさ。
それでいて、家族? からの仕打ちが酷く、先の展開が待ち遠しく、禍ツ神の姿が予想外だったのも驚きでした。

このまま主人公の真桜は、利用され続けてしまうのか? それとも救いは訪れるのか? ちょっとハラハラしちゃうお話ですが、とにかく文章が美しいので、ぜひぜひ一度覗いてみて欲しい作品です!

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