タイトルの圧と勢いがすごい。そして本文の疾走感と空気感もすごい。

まずタイトルの圧がすごい。勢いがすごい。
インパクトだけでなく、どんな雰囲気の話なのかがタイトル時点で既に伝わってくる。すごい。
作品ページに行く前から世界観の片鱗が伝わってきてすごい。

そして本文も、タイトルあらすじ時点での期待を裏切らない世界が広がっていてすごい。
1話目からアクションでのスタートですが、独自用語がガンガン出てくるのに、なにがどうなっているのか無理なくわかるのがすごい。情報の出し方などがしっかり練られていてすごい。
それだけ濃密な世界を構築していながら、きっちりコメディ的要素も入れ込んでいるのがすごい。

2話目以降も、濃密な世界観を構築する情報がストレスなく入ってきてすごい。
世界観だけでなく、本筋の事件もきっちりスピーディに展開していてすごい。
主人公と少女のキャラもきっちり立ってるのがすごい。
世界の空気感と本筋の疾走感、どちらもバランスよく両立されているのがすごい。

長編化前提の1万字短編って、なるほどこんなふうに色々詰めるのかー! と、楽しませていただきました。
ありがとうございました。

そして個人的には、某元州知事が話題に出るたびくっついてくるルビが好きでした(笑)