第11話 女子トイレ談話

 

 ◆◇◆◇



 ──剣取さん……さっきは、変なこと言ってごめんね。つい、勢いで……

 ──いえ、なんか私もついつい感情的になっちゃって……すみません。

 ──……でも本当に体調、大丈夫なの?

 ──……あれ? なんか、なんともないかも。ちょっと楽になった……なんで?

 ──……そう。よかった。

 ──……あれ? もしかして、なんかしました・・・・? 定良さん、本当に霊能力者だったりとか?

 ──いや、別に……なにもないよ。

 ──……そうですか。

 ──ねえ、剣取さん。

 ──なんですか?

 ──言霊って、信じてる?

 ──うーん、''音声認識''の記号って意味でなら。

 ──……そっか。

 ──でも、あったらいいなとは思います。

 ──……え?

 ──さっき、唱えてみて思ったんです。''呪い''の言葉じゃなくて、もっと前向きな、''願い''の言葉で世界を変えられたらいいのになって。



 ◆◇◆◇



「だからさー! さっきから何回も言ってるけど、これは最早''国家存亡の危機''どころか、この''宇宙存亡の危機''なんだからさー! 速攻で『非常事態宣言』! 出してよ! 早く!」


「(ええーっと……ですから、先程から申し上げているとおり、剣取様がそちらの区画エリアで今まで狩りハントなされてきた情報データと、本日の提出資料をこちらとしても一度お預かり・・・・した後、それらの多角的な検証を重ねまして、各種公的機関、ないしは他の『除宇じょう家』様との兼ね合いを考慮した上で、今一度慎重な審議を──)」


「だ・か・ら! そんなチンタラやってる暇ないっつってんじゃん! この宇宙ごと、丸々飲み込まれちゃうんだよ! おたくら、''宇宙祓い''……じゃない、''除宇じょう''の基本原理分かってんの? あと、『お預かり・・・・して』──みたいな如何にもなお役所言葉、マジで大っ嫌い! なんだよ、お預かり・・・・って? てめーら、私らみたいな現場の人間が汗水垂らして命懸けで手にした報酬を、そうやっていつまでもお預かり・・・・したままほかして腐らせっから、いっつも肝心のアクションが後手後手に回るんだろーがよ!」



 こちらが何を言っても、暖簾に腕押し。

 この数十分間ずっと、議論は平行線上を行ったり来たりだった。

 

 四階。

 中等部の授業用教室付近のトイレ。


 私は5G無線イヤホンを耳に装着したまま、虚空に向かって粛々と提言を述べる──もとい喚き散らすのにも少し飽きて、目の前にある楕円形の如何にも小洒落こじゃれた形をした、洗面所の鏡の中を見つめることにした。

 そこには先程の慟哭どうこくによって、化粧がドロドロとただれ落ちた、前髪重ため姫カット女の顔が映っている。

 今日は、アイラインをそこまでがっつり引いていなくてよかった。

 あんなの、どう考えても''パンダ''になるの確定だったから。


 恥ずかしい。本当に情けない。

 私は、あの人を護らないといけない立場なのに。

 もうこれ以上、あの人にこんな惨めな姿を見せる訳にはいかない。

 弱い自分を見せる訳にはいかない。

 胸が痛い。

 さっきからずっと、ずっと張り裂けそうだった。



「(ええーっと……ですから、こちらとしては何度も申し上げているように、現時点では『非常事態宣言』を発令するには、いささか問題があると考えております──それは、数年前の憲法改正・・・・・・・・による、『緊急事態条項』の制定によるものです)』



 脇に置いてあるメイクポーチからヘアゴムを2本取り出して、前髪と腰の辺りまで伸び切った残りの髪を括る。

 そして両手で豪快に洗顔をしながら、時折中空で息継ぎをするタイミングで私はそれに応えた。


「……表向き・・・は、戦争やテロ……あと……大規模な災害……ありとあらゆる非常事態に対処するため……政府の権限を一時的に強化する規定……」


 そしてポーチの中からハンドタオルを取り出し、顔面に付着していた水滴を次々と拭ってゆく。

 再び鏡を覗き込むと、相変わらずサラサラとした髪の真ん中に、義憤と焦燥感に駆られた16の少女の顔が見えてきた。

 

 なんだか、我ながら気味が悪かった。

 まるで毎夜2ミリずつ髪が伸びると噂の日本人形のようだった。



「そんで裏向き・・・には、全国各地の『四大除宇じょう家』──『剣取けんどり』、『慈恵凝じえこる』、『蟹江かにえ』……そして『土霊どれい』のそれぞれの接触、会合、共闘の解禁・・。そりゃあ一時的に内閣に権力が集中しすぎたり、場合によっては国民ひとりひとりの基本的人権が制限されたり、デメリットはあるよ。いや、むしろそっちの方がでかいかも。でも、それでも……今は宇宙祓い、じゃなくて除宇じょう家全員の知恵と力を合わせるべき、本当の意味での緊急事態エマージェンシーなんだよ!」


「(……なんだか、意外な決断に思えますね。モネ様。以前のあなたであったら、絶対に選択しなかったであろう強行突破のようにも思えます)」


 私は鏡の前に立ち、完全なるノーメイク、徒手空拳の姿を表した自分の顔をまじまじと見つめてみる。

 私もこれで晴れて、「月桃高校宇霊バスターズ」の一員となった訳だ。



「もう、四の五の言ってられないんだよ。その『緊急事態条項』は、『土霊どれい』の連中が剣取うちらをハメ殺しにするために、裏で動いた結果ってのも知ってる。でも……この状況を利用して、敢えてそれを逆手に取るんだよ……だからさ……マジでそこんとこ、何とかなりませんかね?」


「(ええーっと……端的に結論から申し上げますと──それは不可能です。先程から剣取けんどり様が仰られてる大胆な仮説・・──『他の知的惑星ないしは内部の謀叛人による、地球侵略計画』──それを裏付ける証拠が現時点では全く足りておりませんし、何よりその『緊急事態条項』は、それぞれ四つの除宇じょう家様の存在の秘匿問題にも関わりますので……)」


「うるせー! んなもんこちとら既に、幼馴染のギャルとクラスの美少女とお抱え企業にもガバガバなんじゃこら! 没落一家舐めんな! 文民統制シビリアン・コントロールがなんぼのもんじゃい! とにかく、今こそ『非常事態宣言』を使って、4つの『除宇じょう家』の力をひとつに合わせる時──」


「(──あーあー、はいはい……もしもし? 聞こえます? はい、当該継承者の姉、剣取アデルと申します。すみません……うちの妹がいつもいつも……いえいえ。後はこちらで話付けとくので、はい……はい。承知しました。それでは、また連絡します。では……)」



 この現場からの悲痛な直訴は、急に回線にログインしてきた姉貴によって中断された。

 私はピカピカに磨き上げられた女子トイレの床を、上履きで数回踏み付けた。


 なんで、なんで分かってくれないの?

 思わず、事件は現場で起きているんだ! なんて昔の古臭くてダサいドラマの台詞を、すんでのところで吐き捨ててしまうところだった。



「(──モネ、焦る気持ちはよく分かるんだけど、いきなり国家自体を丸ごと動かすのは無理。特に今の『非常事態宣言』ともなると、現時点での点数・・や提示出来る客観的な情報データが少なすぎるんだよ)」


「……でも、でも……」


「(あたしも、あんたの仮説を支持してる。何より、お爺ちゃんの意識が向こう側・・・・から戻ってこないっていう現象も、これで合点がいくからね。数ある''禁詩''の中には、己の魂を異次元へと留める術もあるから)」


「……お爺ちゃん……」


 

 私は、目の前の小洒落た鏡に右の拳をゆっくりと押し付けた。

 剣取シビト──

 私の大好きなお爺ちゃんは、きっと誰よりもいち早く、あの別次元の『虚空』の存在を察知していたのだ。

 そして、''禁詩''を用いて意識のみをそこに留めた。

 だから未だに、あの『虚空』の中に唯一人ただひとり、取り残されたまま戦っている──



「(──本来なら、『侵食』はもっと加速度的に進んでてもいいはず。その場所スポット自体に何らかの原因があるなら……なんせ月桃そこは老舗のミッション・スクールだしね。だからお爺ちゃんはまだ生きてる・・・・・・。この世界が、『虚空』に飲み込まれるのを引き留めるためにね)」


 私は鼻から精一杯新鮮な空気を吸い上げて、数秒間留めた後、思い切り吐き出した。

 鼻腔がヒクヒクと広がり、そして収縮する瞬間の自分の顔が鏡に映る。目は少しだけ充血していた。

 ふとトイレの外を見やると、とっくにお花を摘み終わった後のふたりが──月桃高校宇霊バスターズの仲間たちが、心配そうな顔でこちらを遠目に眺めていた。


「(じゃあ、こっちは引き続き月桃そこの調査を続けるから。あと……さっき送った''禁詩''一覧は確認した?)」


「……うん、見たよ」


「(それと、例の噂……土霊どれい家の秘密工作員アンダーカバーについても……)」


「うん、気を付ける。どうやらマジっぽいね、あれ」



 再びハンドタオルで顔をしっかりと拭き取った後、私は再び鏡の中にある自分の顔と真正面から対峙した。



「(……ほんとに、無茶だけはすんなよ)」


「うん、大丈夫」


「(……駄目だ。やっぱ、''禁詩''は送るんじゃなかった、ミスった)」


「……何がよ?」


「(無茶する時の声じゃねーかよ)」


「無茶しないよ、大丈夫だよ」


「(……もう駄目だ、こうなったら何言っても無駄ですな)」


「無駄じゃないし、駄目じゃないよ。私は全然普通だし、今もずっとずっとずっと元気だよ」


「(……モネ、よく聞いてよ。今、色々あって興奮状態ハイなのは分かるけど、まずは一旦落ち着いて、ちゃんと深呼吸して……)」


 最早、般若の如く激変した、心の底からの憤怒に燃える自分の顔が、目の前のやや曇りかけの鏡には映し出されている。

 眼窩がんかの奥には微かな涙の線が滲み出していた。

 まるで、自分の顔じゃないみたいだった。


「(……お前がな、今、一体何に対して一番ブチ切れてるかといえば、そりゃあたしら──不甲斐ない大人たちだよな、そりゃ。でもさ……それ以外にもあるでしょ? きっと……)」


「別に……ないよ。そんなん」


「(いや……あるよ)」


「なんで分かんだよ!」


「(大切な妹だからだよ)」



 ふと、息が止まった。

 私は目の前にある自分の顔の上に、通信中の姉の顔を何となく想像で重ね合わせてみた。

 姉は、私と違って常に家訓に忠実で、周りからも常に信頼されているような人だった。

 ただ唯一、秘術には適合しなかったというだけで──

 剣取アデルはまるで何事もなかったかのように、そのまま喋り続けた。


「(……お前のことは、何でも手に取るように分かるんだよ)」


「……なんで、そう思うの?」

 

「(……大切な人に見られたくない姿を見られた、そんな感じの声をしてたからだよ)」


 鏡に映る、自分の顔。

 目の下の黒いクマを、そっと右手の指先で撫でつけてみる。


「(……父さんは、最終的には発狂して、精神病棟の窓を突き破って身を投げ捨てた。それだけ、呪詛の力ってのは強大で、己を蝕む厄介なもんなんだよ。あたしなんか、端からそれに触れることすら出来なかったんだから。単なる『不眠症』だけで済んでるお前は異常なの)」


「別に……知らないよあんなクソ親父。姉ちゃんもお母さんも、死んでせいせいしたでしょ?」


「(……したよ。したけど、それはそれでもう終わったことだし、確かにあいつはクソだったけど、紛れもなくあたし達の親だったのには変わりないんだよ。だからお前には、父さんみたいになってほしくないんだよ、あたしは……)」


 震えた声。

 今日は朝っぱらから、色んな人や物たちの震えた声を聞いてきた。

 空調の震え、鳥や虫たちの震え、この世の異形の者たちの震え……この世界の、様々な震えの声を。


 その全てが今、私に向かって何かを問いかけてきている気がする。

 私に今、何が出来るのか。

 私が今、すべきこととは何なのか。


「姉ちゃん、らしくない。らしくないからやめて。泣かないでよ、ねえ。姉ちゃんまで泣かれたら私、もうどうすればいいのか分かんないよ」


 一瞬の間を置いて、剣取アデルは耳元でそっと囁いた。


「(……あたしなんかがこんなこと言えた義理じゃないけど、モネ。あんたはずっと色んな人に愛されてきたし、必要とされてきたんだよ。それだけは、分かってほしいんだよ……)」


「……''呪詛''じゃなくて、''願い''の力──''愛''の力か。こんな私でも、周りの人たちに何か、恩返し出来るのかな?」


「(うん……出来るよ。きっと……)」


 すると通信の向こう側で、誰かかがまたログインしてくる音がした。


「えっ……誰? 何か進展あった?」


「(あっ……いや、その……)」


「えっ? 誰なの?」


 通信の向こう側で私の姉は、これまた珍しく、しどろもどろになりながら応えた。


「(いや……彼氏)」


「……おい!」


 一瞬の間を置いて、私たちはしばらく笑いあった。

 そして、簡単に別れの挨拶を済ませてから通信を切り上げた。

 

 色んな人に愛されてきた──

 色んな人に必要とされてきた──

 外で待っていた数少ない友人の顔に改めて直面すると、ほんの少しだけ、その言葉の真意が分かったような気がした。



 ◆◇◆◇



 正直なところ、私は少し上機嫌というか、ある意味では浮かれ気分だった。不謹慎極まりないけれど。

 自分が、その気になれば一国の長とも気軽にコンタクトが取れるということ──

 先程のように対等(っぽい)立場で、議論が出来るということ──

 

 これらの点において、国家容認の秘術継承者として、他の凡百の高校一年の女子生徒とは一線を画しているのは自明であり、尊敬に足るべき選ばれし人間であるのは明らかだったのだ。


 さあ、これで定良さんは──

 私のあの失態・・を、帳消しにしてくれるかな。

 少しは、格好いいところを見せられたかな。


 しかしこちらの思惑とは裏腹に、我らが宇霊バスターズの同志ふたりの顔は、はっきりと分かるように曇り切っていた。

 あれ、なんで……?

 戸惑い、面喰らう私に向かって、定良さんは申し訳なさそうに口を開いた。


「剣取さん……ごめんね。あたし、あんな感じで電話口で強気でまくし立ててる人、どうしても苦手で……」


 続いて有能ギャル助手がそれに応えた。


「分かるわー……なんかファーストフード店にいる嫌な感じのおっさんクレーマー思い出したもん、今……」


「ねー。よくいるよね、あんな感じの人……」


「ねー」



 ──え?

 格好いいどころかドン引きやないか。

 私は慌てて、弁明を開始した。



「……いや、違うんですよ。これ。いや、それは……ちゃいますやんか、ねえ? ここは敢えて強気な口調でいくっていう……なんせこっちはまだ子供ガキなんだし、そういう交渉術のひとつというか……ねえ?」


「で、なにか収穫はあったの?」



 定良さんがそう冷たく言い放ったのを聞いて、私は胸がキューンと締め付けられるのを感じた。

 あれだけ無様な姿を一頻ひとしきり見られた後、次はこれ・・ときたか……

 

 私は心身ともに急激なダメージを負ったまま、ゆっくりとかぶりを振った。



「──そっか。まあ聞こえてくる会話の感じからして、そんな感じはしたが……」


「ねえ、なんか……ナントカ家とか言ってたけど、それってなんなの?」


「……はい、土霊どれい家です。剣取うちの前に宇霊うりょう狩りの権限を担ってた一家で、今でもそれを影から付け狙ってるっていう、謂わば剣取うち旧敵ライバルみたいな一家です。昔から悪い噂が絶えなくて……今じゃ私は、実はあの宇宙の光線を利用して、''宇霊''を影で生み出してるんじゃないかと睨んでて──」


「え? じゃあ、あの隠れステルスギャルの先輩じゃん。あだ名……''どれみな''つってたし」


 察しの良いギャル助手がそう何の気なしにのに呟くと、定良さんは大きく手を叩いて反応した。


「そう! そうよ! ''土霊ミナ"さんで──''どれみな''。あの人のことだったんだ!」


 一瞬、何ともいえない気まずい沈黙が私たちの間を流れた。


「いや、全然秘密工作員アンダーカバーじゃないじゃん。普通に名前出してんじゃん。大丈夫なの? 剣取家って……」

 

 私はただ呆然と、そこに立ち尽くしていた。


「てか、普通気付くだろ。モネっち……」


「剣取さん……」


 そう言ったバスターズの同士たちふたりは、私を冷ややかな目線で捉え続けていた。


 え? なに、この感じ。

 嘘でしょ?


 一応さっきまで、激ヤバ亜空間で身長10メートルはある悪霊の大猿をぶった斬ったりしてたんだけど──マジでか?



「習慣というものには嘘も本当もない。精神を凌駕することの出来るのは習慣という怪物だけなのだ」



 いつの日か「書見」の修行で目にした、とある昭和の文豪の名言がふと頭の中に泡のように浮かび上がる。


 もしかしてこれ、もう慣れちゃってる・・・・・・・感じ?

 いや、ノキアちゃんはまだ分かるけど、定良さんまで?


 嗚呼、こんな駄目な自分を愛してくれる人が──

 どこかにいてほしい。そう切に願った。姉上様が言ったとおりに……



「そういやノキアちゃんさ、寝る前のパックって何使ってる? 意外ともち肌だよね」


「おい! 現実逃避をするな!」


「ちょっと! 何なのあんた達! なんでこんなとこいんのよ!」



 その激声の方を振り返ると、我らが一年C組の担任である──

 新任の椎名エリカちゃん先生が、ベリーショートの黒髪を左手で軽く撫でつけながら、ツカツカと革靴の音を鳴らしてこちらへと近付いてくるところだった。

 


「なに? サボり? 定良さん、剣取さん! あと……その一昔前の懐かしギャルみたいなパツキンちゃんはどなたよ? もう、ただでさえ今、ゴチャゴチャしてて忙しいのに! 思春期真っ只中ねあんたたち! まったく手が焼ける……早く教室戻んなさい!」



「──モネっち。先に''ホットスポット''がやってきたみたいだな。どうやらうちも色々と''視過ぎた''せいか、すっかり感度がよくなっちゃったみたいだ」


「……うん」


 そのお節介焼きの我らが担任の周囲には、無数の青白い炎が浮遊していた。


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剣取モネの宇宙祓いダイアリー 路肩のロカンタン @itmightaswellbespring

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