概要
旧友の遺品のPCから発掘した美しすぎる大暮れの描写です。
いろいろあってもう会えなくなってしまった人のPCをなぜか私が未だに所持していて、大学で一緒だった男の子なんですが、こないだ開けたら、どういうわけか普通にパスワードを突破できてしまいました。当時はもう必死になって挑んでいたのに、ほんとうに不思議。学食になぜか数台だけあったデスクトップPCに、彼がログインしてガガガSPの雨の日曜日をPSPに移しているのを、隣で17アイスを食べながら見ていた夕方のことをふふふいっと思い出したんですよね。彼の当時の作品?を眺めながら、私はどうしても、彼の文章や彼の気質、彼のおかれた環境やあらゆるものを、正当に評価して理解してあげられなかった社会制度そのものを、憎々しく思わずにはいられないのです。言うまでもなく、本当はそのチャイルディッシュな怨恨は、私が私自身に向け続
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